特番ぴりか物語ぴりか物語

大豆「ゆめのつる」勝負の2年目〜北海道今金町大豆「ゆめのつる」2013生育リポート①〜

2013/05/31

 JA今金町ホームページをご覧の皆様、こんにちは!!昨年の試験栽培の大豆「ゆめのつる」のブログを担当させていただいておりましたJA今金町フードリポーターのタケと申します。一般圃(読み:いっぱんほ 意味:本格的な畑の意。)として、作付面積が大幅に増えた大豆新品種「ゆめのつる」を今年も引き続き生育リポートしていきますので、どうぞ宜しくお付き合いください。ちなみに、今年は今金ミニトマトの生育リポートも担当させていただいております。こちらのリポートブログにもぜひ遊びに来て下さいね!!(*今金ミニトマトリポートは→こちら!!

 それでは、「今金大豆ゆめのつる2013」の第1回目のリポートと相成ります。皆様、ぜひ最後までご一読いただければ幸甚です。

 

 北海道は、全域的に久々の晴れ模様となりました。道南のここ、今金町も久々の快晴でした。本日は、今金町発!!の大豆「ゆめのつる」2年目の播種作業(種まき)日です。

 上記の写真は、苦労知らずの美白で綺麗な私の手、じゃなかった大豆「ゆめのつる」の種です(笑)見た目は赤くて可愛らしく美味しそうに見えるかもしれませんが、忌避剤をコーティングしているため赤いのです。忌避剤は、害虫や有害動物を近寄らさないという効果があります。種まきをしてもカラス等にほじくり返させられる心配はないので、とても安心です。

 

 この種と私は半年ぶりの再会でした。実は、この種は昨年の大豆「ゆめのつる」リポートにて収穫された種ということを知らされて、ちょっぴり感動してしまいました。昨年の生育リポートでお世話になった今金の大地の職人さんが丹精込めて作ったものだということです。ここ今金町では、大豆「ゆめのつる」の種の種を作る産地でもあるんですよ

 

 2013526日 今金町発!!大豆「ゆめのつる」の播種作業が行われました。今年は肌寒い日が続いたため、昨年より播種作業(種まき)のスタートが遅れました。今年からは、本格的な作付けということで、今年からお世話になる大谷さん(トラクターに乗っているお方)の圃場では、2.2haという今金町の作付面積の中でも大きい部類に入るかたちで展開されていきます。

 

↓トラクターの後ろに装着している種まき機械(プランター)をアップで見てみると、

 

 こんな感じです(*^^)v

 

播種作業は、機械を使っているため見る見るうちに終わっていきますが、安全運転で事故のないようすすめていきます。

 

 写真を見てあらためて感じることは、雨に見舞われることがなく、万事快調に播種作業が行われて本当に良かった、ということでした。

 

これから、大豆「ゆめのつる」がすくすくと育っていくことを考えると本当にワクワクしてきます。今年からは試験栽培ではなく、一般圃といって『食用として流通する』ことを前提に栽培されるからです。私としても昨年から携わっている者として、まさに今年は勝負の年になるのではないか、とひしひしと感じました。今回の取材を通して、今金の大地の職人である大谷さんの大豆「ゆめのつる」に対する期待感を肌で感じることもできました。

突然ですが、ここで俳句を一句思いついたので詠ませていただきます。

『今金の 未来を担う ゆめのつる』

季語が入っていないので俳句ではなく川柳だった、ということは全く気にせず(笑)今金町を後にしました。 

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花が咲く直前に定植となります〜北海道今金町ミニトマト生育リポート②〜

2013/05/16

 

桜前線が北海道に上陸したということで、もしかしたら今金町で今年初のお花見ができるかなと楽しみにしておりました。ところが、59日の今金町は桜の開花はまだ先のようでした。春よ来い♪早く来い♪春の訪れが遠く感じる今回の取材となりました。

しかし、ここ今金町のビニールハウスの中は、少し汗ばんでしまうぐらいのポカポカした陽気に包まれておりました。前回の取材から2週間しかたっていないのに、ミニトマトがグングンと育っています。成長の度合いがこんなにも早いなんて本当にビックリです。

ビニールハウスの土の部分は、銀色のマルチシートが敷き詰められています。なぜかというと、土の上にシートを被せて温度管理をしている、とのとでした。しかも、このマルチシートは色によって効果が異なるようで、様々な農家さんが自分の土壌に合う色を選択して使っているそうです。ちなみに、こちらの藤倉さんでは表が銀色で裏が黒のマルチシートを使用していました。

 

黒いポッドに入っていたミニトマトの苗が、定植されて背丈で30cmぐらいにまで成長しています。定植とは最終的に育て上げる畑、植えなおす作業のことをいいます。家族総出で5,200株ぐらいを一株ずつ敏速に手作業で行うそうです。ビニールハウスの中は100坪ぐらいあるので、大変な農作業だと感じました。ポッド苗から定植をするタイミングというのも難しく、ミニトマトの収量に大きく影響するそうです。そのノウハウは、ミニトマトの花が一輪咲くか、咲かないかのタイミングがベストだということでした。

天候に左右されることが少ない「ハウスもの」といわれるミニトマトですが、今回のリポートで今金ミニトマト職人さんの“食卓に安心安全で美味しいミニトマトを届けたいという想い”と“経験に裏付けされた高度な知識”の融合を垣間見たような気がしました。

 

 

追記

実は、隣のビニールハウスにて今回の定植作業の前段階である幼苗を黒いポッドに移す作業である「鉢上げ」を手伝ってきました。私も手伝わせていただくことになり張り切って行いましたが、その姿は「鉢上げ」ごっこ!?をしている子供のようではなかったかと思われます(笑)

 

上の写真の左上にある幼苗の束をひとつずつフォークで取り出し黒いポッドに移し替えます。けっこうな前傾姿勢で根気のいる作業なので、軟弱な私は軽く頭がボッーとしてしまいました(笑)

ちなみに上の写真の人物は私ではなく、今でいうところの農ガールさんです。あしからず・・・。

 

  

忙しいところを邪魔しただけになってしまい、本当に申し訳ございませんでしたm(__)m 今金町の大地の職人さんである女性の方々の温かい人柄に触れ、北海道の大らかさを感じることが出来ました。おかげで「鉢上げ」作業という貴重な体験が出来たことを心から感謝申し上げます。

 

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2013年 ぴりか物語 はるこ(春小麦)とあきこ(秋小麦)の春

2013/05/09

5月に入っても、北海道のあちこちで季節外れの雪がふりました。

今金の里にも春も告げるフキノトウやつくしがあちらこちらにみられますが、まだまだ空気がピリピリと冷えています。いつもなら、「春だ!春がきたよ〜!」と鳥たちのさえづりが響きわたっているのですが、お天気の悪さのせいか、今年は今ひとつ元気がないようです。

  畑の土もまだまだ湿っていましたが、4月21日くらいに種をまいて、10日くらいたったはるこ(春小麦)が顔を出していました。その姿は、今金の畑の栄養をいっぱい蓄えて、凛としています。「こんな寒さなんかに負けないわ!」と。

一方、あの儚げなあきこ(秋小麦)は、一冬雪の下で過ごした経験から「私は何があっても大丈夫よ!」と畑にずしっと根を張ってみちがえるほどたくましくなっていました。緑が濃くしっかりしたあきこ(秋小麦)は「何があっても動じませんわ!」とまさしく今金の姉さんです。

2013年 ぴりか物語 今金男しゃく。ふかふか寝床が恋しくて。

2013/05/09


  5月に入っても、北海道のあちこちで季節外れの雪がふりました。

  今金の里にも春を告げるフキノトウやつくしがあちらこちらにみられますが、まだまだ空気がピリピリと冷えています。いつもなら、「春だ!春がきたよ〜!」と鳥たちのさえづりが響きわたっているのですが、お天気の悪さのせいか、今年は今ひとつ元気がないようです。


  畑の土もまだまだ湿っていて、男しゃくたちの理想の寝床になるにはもう少し風と日差しが必要です。

例年なら、空気をいっぱいに含んだふかふかの栄養満点な寝床で「今年もやっぱり今金男しゃくだ!言ってもらえるように頑張るぞ!」と意気込んでいる時期ですが、今年は倉庫でそのときをじっとまっている忍耐強い男しゃくの姿もありました。

 今金男しゃく職人たちも、同じように不安を抱きながらもその時がくるのをじっと待っていました。お天気とにらめっこしながら、この2,3日中に寝床に戻さなくてはまた、機会を逃してしまうということで、その頃合いを見計らって職人の経験で畑を耕起し、ほくほくの寝床をつくり、男しゃくたちを入れ始めてる風景がありました。今金男しゃくたちは「待っていました!」と、うれしそうに寝床に入っていきます。「少しの間・・・おやすみなさい、今年もみていてね!」

 

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『今金男爵ポテサラごはんを食べてみました』〜今金ミニトマト生育リポート番外編〜

2013/04/30

実は今金町ミニトマトの生育リポートの際に、先月の331日にデビューしたばかりの今金町のご当地グルメ『今金男爵ポテサラごはん』を食べてきましたよ(*^^)v

いい意味で、私の予想をはるかに超えるご当地グルメでございました。まさか重箱で出てくるとは思いませんでしたねぇ〜。ポテサラごはんと聞いて、ポテトサラダとご飯で食事ができるかどうか不安でしたが、意外と相性抜群で美味しゅうございました。上記の画像には掲載されておりませんが、デザートも美味しくてGOODでした。

今金町のご当地グルメを味わえるのは、町内にある5店舗のみとなっております。今回、私はその内の一軒である『石田屋』さんの今金男爵ポテサラごはんをごちそうになりました。5店舗すべてのポテサラごはんをコンプリートするのも楽しいかもしれませんね。

ぜひ皆様もポテサラごはんを食べに、上記画像の北海道のかたちをしたご飯の上にある梅干しの標す所『今金町』に遊びに来て下さい!

お待ちしておりまぁ〜す!!

↓詳しくは、

今金男爵ポテサラごはん公式サイト

http://www.potesara.jp(*アドレスをクリックして下さいね)

(さらに…)

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