特番ぴりか物語ぴりか物語

ミニトマトの育苗で噴水を見た!!〜北海道今金町ミニトマト生育リポート〜

2013/04/30

 JA今金町のホームページをご覧の皆様こんにちは!!4ヶ月ぶりの登場となりますレポーターのタケでございます。ご無沙汰しておりましたが、皆様お元気でお過ごしでしたでしょうか?昨年から引き続いて、今年も運よく!?今金町農業協同組合ホームページのブログを担当させていただくことになりました。どうぞ宜しくお付き合いの程お願い申し上げます。

 

 輝ける2013年の一発目の取材は、皆様の食卓に彩りを添えるカワイイ野菜の代表格『今金ミニトマト』でございます。例年になく春の訪れが遅れている北海道ですが、422()の今金町も肌寒い一日でした。そんな中、ビニールハウスの中では、すくすくと元気に育っておりました。

黒い容器(ポットといいます)に入ったミニトマトの苗は、これから選定をされた後に、ほ場(畑のこと)へと移されていきます。その選定の見分け方に今金町の大地の職人の高度なテクニックがいかんなく発揮されております。簡単にいってしまえば葉数が多いものを省くということですが、素人の私にはどれも同じ苗に見えてします()。正直、プロの匠の技を見たって感じがしました。

  

上記の画像は、ミニトマトに水をやっている最中のベストショットでございます。よぉ〜く眼をおっぴらいて見て下さい。画像の中央に微かな噴水のようなものを確認できませんか?正直、かなり微妙で切ないベストショット画像()となってしまい、深く反省しております・・・。

実は自家製散水機でミニトマトに水を与えているところなんです。野外での散水は、スプリンクラーを用いて、ビニールハウスの中での散水は、じょうろなどで手作業をしているとばかり思っていました。ハウス内での散水が機械化されているなんてとても驚きでした。

 

今回、農作業の生産性を上げるため、日々努力を積み重ねているミニトマト職人さんに触れて、たくましさと安心を感じることとなりました。なんだかビニールハウス内での散水のことを噴水みたいだと思ってしまった自分が恥ずかしくもなりました。

突然の取材にもかかわらず、快く対応していただき、澄んだ眼差しでミニトマトのことを熱く語ってくれて藤倉さん夫婦に「この人が育てたミニトマトなら安心して食べられるなぁ〜」と思い、今金町を後にしました。

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2013年 ぴりか物語 今金男しゃく。今年も春のお目覚めです。

2013/04/12

  今金の畑に半年ぶりに立っています。ヒューという風がまだまだ冷たく体に吹き付けます。気温は10度以下。あちこちに残雪が残っている畑に立っていると、半年近く雪の下で力を蓄えていた畑の目覚めの力が足下に伝わってきます。畑は雪解け水でぬれてはいますが、たっぷり雪の栄養分を蓄え、自信に満ちた声で話かけてきます。「いつでもOK!今年も頑張るぞ〜」。

  今年は、男しゃくたちにいつもと違っていることがあります。いつもなら、目覚めのための日光浴をさせ、丈夫な芽を出してもらうところですが、気の早いせっかちな男しゃくさんが多かったのか、昨年の秋に芽がでかかってしまったため、もう少し倉庫の中でがまんです。男しゃく職人は、「今年はハウスで日光浴はさせない。もう少し倉庫の中で修行してもらい、頃合いを見計らって外で日光をあてる」といいます。いままであまり経験したことのないやり方で、これもまた、職人の鋭い勘と技の見せどころなのです。この時期の温度管理が、男しゃく職人たちの一番神経のすりへるところでもあるのです。


写真1 作業を待つ種イモたち 
写真2 職人の手で種イモに切れ目を入れます
写真3 切れ目が入れられ準備万端!
写真4 例年はハウスで日光浴の時期ですが、今年は畑に蒔かれるまでもう少し我慢です

おいしい〜ニュース!!

   今金男爵ポテサラごはん」ご存じでしょうか?
   3月31日デビューしたての今金ご当地グルメです。
   取材のあと、早速いただいてみました。「今金男爵」のポテトサラダを使った三段重の御膳。5種類
の今金男爵イモサラダとポテトサラダを具材にしたおかず。おうちでつくるようなポテトサラダのほかそれぞれ違った味のポテトサラダが楽しめるのが魅力です。今金男爵のほか、今金産のお米や今金産の野菜など、今金のおいしい〜!をたっぷり味わうことができる御膳でした。
ポテトサラダがおかずになるのかな・・・と思われているあなた、是非一度おためしあれ❤


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2013年 ぴりか物語 秋まき小麦さんとの出会い

2013/04/12

   今金の畑に半年ぶりに立っています。ヒューという風がまだまだ冷たく体に吹き付けます。気温は10度以下。あちこちに残雪が残っている畑にたっていると、半年近く雪の下で力を蓄えていた畑の目覚めの力が足下に伝わってきます。

   この畑で、今年初の出会いがありました。秋まき小麦さんたちです。

   半年近く雪の下で、寒さに耐え、眠っていた秋まき小麦さん。けなげな姿を見た瞬間、胸がキュンとしてしまいました。「寒かったでしょう。」長い間、暗い寒いところでがまんしていたのです。これぞ、道産子秋まき小麦。「よく頑張ったね」とほめてあげたいものです。


    秋に種をまく小麦が秋まき小麦。春にまく小麦が春まき小麦です。収穫の時期はほぼ同じ頃になるようです。

   今金では、春まき小麦は「春よ恋」と「はるきらり」と「ゆめちから」を蒔いています。秋まき小麦は、「きたほなみ」と「ゆめちから」です。この今金の「ゆめちから」にはすごい秘密があるのです。秘密は、収穫が終わった頃に、お話しますね。お楽しみに!

 

 

 

 

 

 

 

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今金町発!期待の新品種!! 大豆「ゆめのつる」リポート 2012年11月第7号

2012/11/14

 「ゆめのつる」収穫にて、三つの『安』を想う!!

 前日まで雨が降っていたので、「ゆめのつる」の収穫は大丈夫なのか?かなり不安で心配をしていたのですが、当日は私の願いが通じたのか、秋晴れとなりました。私の普段の行いが良いからだと思われます(笑)

 冗談はさておき、皆様お待ちかねの大豆新品種「ゆめのつる」収穫リポートと相成ります。それでは、はりきって参りましょう!!

 11月5日(月)、大豆新品種「ゆめのつる」の収穫作業が行われました。今金の大地の職人さんが、コンバインに乗って、気持ち良く、みるみるうちにきれいに刈り取りがすすんでいきました。今金町における当たり前の風景かもしれませんが、農作業の効率を上げるための機械化の恩恵だな、と私は感じました。

 今年の大豆、特に「ゆめのつる」に関しては期待通りの成果ではないかと実感しました。「ゆめのつる」の特性である収量が見込めるということもありますが、雪解けが遅く、干ばつに見舞われたことが嘘のようにな豊作となるのではないかと予想されます。

 「ゆめのつる」の豆自体も裂皮が少なく、見た目の外観品質もきれいで、美味しそうな大豆が取れたように感じました。せっかくですので、獲れたての「ゆめのつる」を桧枡に入れて、写真を撮ってみました。枡に入れた「ゆめのつる」は、枡だけに枡々きれいに見えるのではないでしょうか?

駄洒落ですいません…(笑)

 

 半年間ぐらいの期間をかけて「ゆめのつる」の作付けから収穫までリポートしてきましたが、無事に「ゆめのつる」の収穫に立ち会えたことは素直に喜ばしいことだなと感じました。しかし、今金の大地の職人さんの高い農業技術があったとしても、農業とは天候次第なところがあるので、リスクを管理しながら進めなければなりません 。農業は慈善事業ではできないので、儲かる仕組みをきっちり作り、作物の量を上げて行く必要があります。

 試験的な作付けであった「ゆめのつる」も、来年以降は栽培面積を広げていくことになるでしょう。安全・安心な農産物を安定的に買える事と作り手の農家さんの暮らしが安定する事は、表裏一体なのではないかと考えています。政治的には、TPP問題などで不安定な要素がございますが、安心・安全だけではない、『安心・安全・安定』という三つの『安』が重要になり、消費者と生産者が一緒になって考えていくことが必要ではないかと個人的には思います。

 

 最後に、今金町の大地の職人さんの所へ、月一回のリポートをさせていただきましたが、もしかして大地の職人さんには月一回の休みがあったのかな…と思います。忙しい中、「取材という名目でお邪魔させてもらったのではなく、邪魔しただけだったかもしれない…」と深く反省すると共に、貴重な時間を作っていただいたことに、心より感謝申し上げる次第でございます。

 本当に有難うございました。   

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今金町発!期待の新品種!! 大豆「ゆめのつる」リポート 2012年10月第6号

2012/10/30

 黄金色の「ゆめのつる」の畑を見て、手ごたえを感じました!!

本格的に寒くなってきた今日この頃ですが、いかがお過ごしですか?北海道産の新米や秋の野菜を美味しくいただいてる頃ではないかと思いますが、スポーツの秋でもありますので食べ過ぎに注意しながら、適度な運動を心がけて下さいね!!

それでは、大豆新品種「ゆめのつる」の第6回目のリポートでございます。

 今回のリポートは、行ってみてビックリでした!?1ヵ月半前のリポートとは、まるで違う景色が目の前に飛び込んできました。あたり一面が黄金色に染まっており、季節の変わり目は、こうも早いものかと今更ながら実感しました。大豆新品種「ゆめのつる」が、収穫を待ちわびてるようにも見えますね。

さて、肝心な大豆の生り具合は、どうでしょうか?畑の中に入ってみると…。

ざっくりと大豆が着いていますねぇ〜。着莢(ちゃっきょう)数が多いのが、「ゆめのつる」の特徴だと以前のレポートでもご紹介したと思いますが、がっつりと莢(さや)がついているのを見ると、いやがおうにも収穫の期待が高まります。そらに、莢の中から大豆を取り出してみました。すると、歩留まりの高そうな気がする、とても綺麗な粒をした大豆が中から出てきました。

「うぉ〜、大豆だよぉ〜〜」

当たり前のことなんですけど、声に出ちゃいました()

これが正真正銘、大豆新品種「ゆめのつる」の今金町における試験栽培の第一号でございます!!

 

 北海道今金町の気候風土を生かした、暖地向きの極粒黄大豆である「ゆめのつる」を育成し、「売れる大豆づくり」に活用できるよう試験栽培をしています。今回のリポートで、確かな手ごたえを感じました。農産物創りは、「ものが出来てみないとわからない」という側面もありますが、どうやら次回の収穫がかなり楽しみになってきました。

 次回は、いよいよ収穫です!!皆様に「ゆめのつる」の豊作リポートをお届けできるかと思います。ご期待下さい!! 

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