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今金ミニトマト

色鮮やかなミニトマトの収穫〜北海道今金町ミニトマト生育リポート⑥〜

2016/07/02

 週末からずっと、あいにくの雨模様だったのですが、取材当時は今金町に着いた途端にピンポイントで雨がやみました。さすが晴れ男だな、と自画自賛でした(笑)

 それでは、2013729日(月)今金ミニトマトの生育リポート⑥と宜しくお付き合い下さい(*^^)v

 

 

 今回のリポートは、今金ミニトマトの収穫作業ということもあり、個人的にとても楽しみにしておりました。もちろん試食ができるという勝手な期待からです(笑)。

 早速、ビニールハウスに入ってみると・・・

 枝葉の艶やかな緑の中に、ミニトマトが鮮やかな赤い宝石となって散りばめられておりました。しかも家庭菜園でのミニトマトのイメージしか持っていなかった為、私の予想をはるかに超える実の付きようで、驚きをかくせません。「ミニトマトってこんなにもたくさん実が着くものなのかぁ〜」というのが正直な実感です。

 

 もちろん、収穫作業もスピードが要求されてるようでした、この日も農ガールのお方がテキパキと収穫作業を進めていました。採っても採っても、どんどんミニトマトが赤くなるのさぁ〜」とのこと。恐るべしミニトマトの収穫作業・・・

 

 とそこで、さりげなく「あのぉ〜、もぎ立てのミニトマトを食べたいのですが・・・」意外にも素直な一言が口についてしまいました。

 という訳で、あっさりと所願成就できました(笑)

ほのかな酸味で、実に美味しいミニトマトでした。「もぎ立て」ということに、こだわりがあったので食べることができ、本当に大満足でした。

作業中にも関わらず、快く対応していただき、本当に有難うございました。

 

 

ここからは、選別・出荷作業へと移りたいと思います。大まかではございますが、4つの工程に分け、写真に収めてみました。

 

    機械を使って、サイズ別に仕分けをしていく作業です。

   *水色のコンテナ(プラスチックのカゴ)に4つのサイズに仕分けしていきます。

    仕分けされたものを手作業でパック詰めをしていきます。

    それを、ひとつ大体210g以上になるよう調整します。

    最後に、箱詰めにして完成です。

 特に、私は①のミニトマトのサイズごとに仕分けする作業を黙ってボーっと見入ってしまいました。なんか面白く感じるんですよ。こんなことが好きなのは、子供と私だけだと思いますが…(笑)

 

 

 最後に、皆さんは黄色ミニトマトがあることをご存知でしたか?不覚にも私は全く知りませんでした。今回初めて見ましたが、最初は赤くなる前の黄色のミニトマト収穫してどうするんだろう、とさえ思ってしまいした(笑) 

 

 私が知らなかっただけなんですが、別の所に黄色ミニトマト専用のビニールハウスがあったようです。早速ですが、黄色のミニトマトを試食させていただきました。

 「甘い」この一言につきます。こんに甘くて美味しいミニトマトを食べたことがなかったので、感動しました。ほんと果物みたいなミニトマトです。

 

 

 今回のリポートは、どうでしたか?今金町のミニトマト食べてみたくなったのではないでしょうか?興味をもたれた方は、ぜひJA今金町まで気軽にお問い合わせいただけたらと思います。黄色のミニトマトは、リポーターの私としても一押しです!!(*^^)vほんと甘いフルーツのようでした。

一部ビニールハウスを観光農園として位置づけ、ミニトマト狩りツアーを組んだら、けっこう儲かるのではないかといつもの勝手な妄想を抱いて今金町をあとにしました(笑)

実のなり方に驚愕!!〜北海道今金町ミニトマト生育リポート⑤〜

2013/07/08

 都会に住んでいると、カラスと鳩ぐらいしか鳥類を観る機会がありません。雀なんて何処へいってしまったのでしょうか!? そんな中、今金町にてツバメを見ることができ、なんだか地味に感動してしまいました。

 201374日(木)今金ミニトマトの生育リポート⑤いってみましょう!!(*^^)v

 

 

ミニトマトの枝葉の密度が相当濃くなってきていますねぇ〜。第78花房(房条になった花の集まり)ぐらいまでミニトマトが育っておりました。あきらかに茎がツルのようにうねりだし、小ジャングル化しているように私は感じてしまいましたが、目をよく凝らして見てみると・・・

 きちんと一定方向に茎を揃えているようでした。ミニトマト職人の藤倉さんに聞いてみたところ、この作業をしっかりと実施しないと収穫の際に大変なことになるそうです。体に巻き付かれ過ぎてしまい、ビニールハウスから出られなくなってしまうらしい・・・、いや冗談です(笑)

 

 

「ミニトマトが赤くなるのは、地面から近い位置からなんだなぁ〜」意外と初知識でした。

しかも、赤くなるのは、房の根元から順番に赤くなるそうです。なるほど・・・

下の写真は、1つの花房に3房もなっているのを発見!!

 ブログをご覧のお茶の間のあなたも「なり過ぎでしょ!!(笑)」って感じたのではないでしょうか。商業ベースとしてのミニトマトだから当然だとわかっていながらも、こんなにも沢山なってしまうミニトマトに私は唖然としてしまいました。

 

 

今回は赤くなり始めたミニトマトを見ることができ、ミニトマトだけにミニ嬉しく感じました。取材的には1個ぐらい食べてもよかったんじゃないかなぁ〜、と後悔の念を抱きつつ(笑)、今金町をあとにしました。

(さらに…)

実が着き始めました。〜北海道今金町ミニトマト生育リポート④〜

2013/06/20

 昨日まで、札幌では北海道神宮例大祭(札幌祭り)が開催されており、札幌の初夏を感じさせるお祭りムード一色でした。そんな札幌祭りの余韻を引っさげて、ここ、今金町に訪れております。

 617日(月)今金ミニトマトの生育リポート④と相成ります。それではお祭り気分で、いってみましょう。わっしょい!わっしょい!!

 

 

 まずは、下の写真をご覧下さい。

 「うぉ〜〜〜」と感じた方もいらっしゃるのでは、ないでしょうか?私は、ビニールハウスに入った瞬間に、「早っ!!!!!」と速攻ミニトマトにツッコミを入れてしまいました(笑)

前回の訪問から3週間しかたっていないのに、ミニトマトの背丈が二倍以上伸びていました。ミニトマトの樹木は、ぐんぐん長くなり、最終的には第1213花房まで伸びるそうです。正直、ミニトマトがそんなにも伸びることに驚きをかくせません。ちなみに、花房とは房状になった花の集まりのことをいいます。地面から一番近い花房のことを第1花房といい、順番に数えていく訳です。1か所からいくつもの花梗(かこう)(*花を支える枝のこと)を伸ばして、花を咲かせている訳です。

 

 

 農業用語で、開花(かいか)して実が着くことを「着果(ちゃっか)」するといいます。ミニトマトの花は雄しべ、雌しべの両方を備えている両性花と言われていて、自家受粉(*自分の花粉で受粉をする)をします。受粉が行なわれると、子房(しぼう)(*雌しべの下の方がふくらんだ所)が肥大してミニトマトの果実となるわけです。その実がきちんと着けばいいのですが、花房の全部に実が着くわけではなく、そこが今金ミニトマト職人の腕の見せ所となります。

 

 下の写真は、第1花房のアップを撮影したものです。きれいに着果していますねぇ〜(*^^)v

着果の成長を促すためのポイントとして、花房にホルモン剤をかけることを行っているそうです。今金ミニトマト職人の藤倉さん曰く「第1花房に上手に実をつけさせるということが大地の職人の匠の技である。その際に、重要になるのが「トマトトーン」というホルモン剤の活用だ」ということでした。花粉がめしべに受粉した時に発生する植物ホルモン剤(トマトトーン)を霧吹きで、人為的にミニトマトの花に吹き付けることです。これは、花粉で受粉したと勘違いさせて実を太らせる方法です。ビニールハウスの温度調整や水まき等の基礎管理をしっかりやっている上で、このような地道で細かい作業も要求されているんです。大変根気のいる作業で、私には絶対に向いてない作業だなぁ〜と妙に感心してしまいました(笑)

 

 

最近、道の駅や農家さんの直売所などで花梗が着いたままのミニトマトを見たことがありませんか?「房どりミニトマト」というらしく、家庭菜園している方が以外は、なかなかお目にかかれないと思います。房どりミニトマトという言葉を聞いただけで、思わずジュルっとよだれが落ちそうになってしまいますよね。ネーミングの大切さを改めて実感し、リポーターの役得として鮮度と採れたて感抜群の房どりミニトマトを食べてみたい・・・、よこしまな考えを抱きつつ(笑)今金町を後にしました。

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幸せの黄色い花が咲きました〜北海道今金町ミニトマト生育リポート③〜

2013/06/07

 526日(日)の大豆「ゆめのつる」の取材の帰りに、今金ミニトマトに花が着いたことを聴きつけました。突然ではあったのですが、ミニトマトビニールハウスへ立ち寄らせていただくことにしました。

 ミニトマトの生育リポート③いってみましょう!!(*^^)v

 

 突然訪問にもかかわらず、快く対応していただき、ビニールハウスの中に入らせてもらいました。

すると・・・、 

 

 思わず「うぉ〜、カワイイ花だなぁ〜」と私の外見からは想像できないよな言葉をつぶやいてしまいました(笑)。意外にもミニトマトの花をみるのは、初体験です。

ミニトマトの茎も伸びていて、背丈で5060cmぐらいまで成長していました。前回の記事の写真と見比べてみると、違いがはっきりわかるのではないかと思います。

 

農業では、花が咲くことを着花(ちゃっか)するといいます。ミニトマトの花の色って黄色なんですねぇ〜、白かと想像しておりました。相変わらず、ど素人ですいません・・・(笑)

 

いわゆるハウスモノという野菜は、ほんと成長の進み具合が早いなぁ〜とあらためて感じることとなりました。このまま順調に成長すれば、7月ぐらいには、取材という名のミニトマト狩りができるのではないだろうか・・・(笑)、と勝手な妄想をしながら今金町をあとにしました。

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花が咲く直前に定植となります〜北海道今金町ミニトマト生育リポート②〜

2013/05/16

 

桜前線が北海道に上陸したということで、もしかしたら今金町で今年初のお花見ができるかなと楽しみにしておりました。ところが、59日の今金町は桜の開花はまだ先のようでした。春よ来い♪早く来い♪春の訪れが遠く感じる今回の取材となりました。

しかし、ここ今金町のビニールハウスの中は、少し汗ばんでしまうぐらいのポカポカした陽気に包まれておりました。前回の取材から2週間しかたっていないのに、ミニトマトがグングンと育っています。成長の度合いがこんなにも早いなんて本当にビックリです。

ビニールハウスの土の部分は、銀色のマルチシートが敷き詰められています。なぜかというと、土の上にシートを被せて温度管理をしている、とのとでした。しかも、このマルチシートは色によって効果が異なるようで、様々な農家さんが自分の土壌に合う色を選択して使っているそうです。ちなみに、こちらの藤倉さんでは表が銀色で裏が黒のマルチシートを使用していました。

 

黒いポッドに入っていたミニトマトの苗が、定植されて背丈で30cmぐらいにまで成長しています。定植とは最終的に育て上げる畑、植えなおす作業のことをいいます。家族総出で5,200株ぐらいを一株ずつ敏速に手作業で行うそうです。ビニールハウスの中は100坪ぐらいあるので、大変な農作業だと感じました。ポッド苗から定植をするタイミングというのも難しく、ミニトマトの収量に大きく影響するそうです。そのノウハウは、ミニトマトの花が一輪咲くか、咲かないかのタイミングがベストだということでした。

天候に左右されることが少ない「ハウスもの」といわれるミニトマトですが、今回のリポートで今金ミニトマト職人さんの“食卓に安心安全で美味しいミニトマトを届けたいという想い”と“経験に裏付けされた高度な知識”の融合を垣間見たような気がしました。

 

 

追記

実は、隣のビニールハウスにて今回の定植作業の前段階である幼苗を黒いポッドに移す作業である「鉢上げ」を手伝ってきました。私も手伝わせていただくことになり張り切って行いましたが、その姿は「鉢上げ」ごっこ!?をしている子供のようではなかったかと思われます(笑)

 

上の写真の左上にある幼苗の束をひとつずつフォークで取り出し黒いポッドに移し替えます。けっこうな前傾姿勢で根気のいる作業なので、軟弱な私は軽く頭がボッーとしてしまいました(笑)

ちなみに上の写真の人物は私ではなく、今でいうところの農ガールさんです。あしからず・・・。

 

  

忙しいところを邪魔しただけになってしまい、本当に申し訳ございませんでしたm(__)m 今金町の大地の職人さんである女性の方々の温かい人柄に触れ、北海道の大らかさを感じることが出来ました。おかげで「鉢上げ」作業という貴重な体験が出来たことを心から感謝申し上げます。

 

(さらに…)

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