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西洋ネギってご存知ですか?

2012/10/04

西洋ネギは「Reeks=リーキ」と呼ばれるもので、日本で流通している一般的なネギとは違うものです。

・下仁田ネギのように太い
・輪切りにした断面が竹筒ではなく年輪のよう
・葉っぱが円筒形ではなくトウモロコシのような形
・食味は辛みが少なく加熱されることで甘みが出る

西洋ネギは露地栽培が広く行われていますが、今金町内ではハウス栽培を行っています。

これは、道南農業試験場からの依頼を受けて今年初めて行っているのですが、今金町特産品である軟白長ネギの栽培方法と同じ「ハウス栽培」で行い、品質の高いリーキが栽培できるか試しているのです。

3月頃から播種作業を行っており、昨日待ちに待った初収穫を行いました!

そして、函館の仲卸業者を招いて荷造り方法や取引価格を検討しましたが、どうやら仲卸業者の評価は上々のようです。

ハウス栽培では、柔らかくて白い部分が長いので、消費者に好まれるとのことでした。

函館の流通量は多くないので一日に沢山は出荷できませんが、関東方面では需要のある野菜ということなので、流通量・価格面で今後期待を持てそうです。

 

上の画像は、左側が軟白長ネギ、右側が西洋ネギです。

見てお分かりかと思いますが、葉っぱを切り落とした商品の状態では西洋ネギが格段に短く、そして太いことが分かります。

外国産の西洋ネギは細い缶ジュースほど(5cm程度)あり非常に太く、また、軟白長ネギは緑色の葉っぱの部分まで食べられますが西洋ネギは硬いので好まれません。

 

実際に味噌汁に輪切にして入れて食べてみたところ、太く食べごたえがあるのに非常に柔らかくなっており、美味しく頂けました。

洋食に使われる西洋ネギですが、和食にも活用できそうです♪

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