今金発!ニュース
“秋まき小麦”技術講習会が開かれました!
2012/09/14
9月13日に、平成25年産秋まき小麦の生産に向けて、技術講習会が開かれました。
今金町では、例年240ha程度の秋まき小麦が作付されています。
平成22年産までは「ホクシン」という品種でしたが、平成23年産からは全量を「きたほなみ」という品種へと変更しました。
しかし、平均よりも収量が低い傾向があり、増収に向けてのテコ入れを図ろうとしています。
秋まき小麦の播種時期がせまっていますが、気を付けなければいけないポイントがいくつかあります。
<pH>
小麦に適正な値は、6.0〜6.5です!
pHが収量に与える影響は“大”ですので、播種前に必ず土壌診断を行い、酸度矯正を行ってください!
<播種時期・播種量>
播種の目安は↓↓のようになっています。
早播き | 適期播き | 遅播き | 播種晩限 | |
時期 | 〜9/17 | 9/18〜24 | 9/25〜 | 10/3 |
播種量 (粒/㎡) |
4〜5 (100〜120) |
5〜6 (120〜140) |
6〜7 (140〜160) |
10(上限) (255) |
<雪腐病>
雪腐病により、融雪後の茎数は大幅に低下してしまいますので、しっかりと対策を行ってください!
1.薬剤防除(無人ヘリ防除を希望の方は担当:販売課の坂上まで)
2.融雪促進
<茎数>
理想的な茎数は↓↓となっています。
最終穂数 | 700 本/㎡ |
起生期 | 800 〜 1,300 本/㎡ |
根雪前 | 1,000 本/㎡ |
今金町の目標の粗原収量は558kg/10aです。
小麦は輪作体系に重要な作物ですが、せっかく作るならたくさん獲れるように、みんなで頑張りましょう!
また、「緩効性肥料試験」や「大豆ほ場ばらまき栽培試験」など、試験を行いたいと考えています。
興味のある方は、販売課の坂上、もしくは普及センターの立野氏に内容を詳しく聞いて頂ければ幸いです。