ぴりか物語
今金町発!期待の新品種!! 大豆「ゆめのつる」リポート 2012年8月第4号
2012/08/28
前回のリポートの中で、ゆめのつるの花のリポートを届けられたら…、ということでしたが、私の仕事の都合により花の開花のリポートができませんでした。この場を借りて深くお詫び申し上げます。
しかし、実は…。
ここで、ピンチヒッター、いや救世主としてJA職員の坂上さんナイスフォローにより、なんと!?ゆめのつるの開花の写真をお届けできることになりました。パチパチパチ〜
心より感謝申し上げます。有難うございました。m(__)m
上の写真がゆめのつるの花でして、とても小さくて、かわいらしい感じがしました。大豆の花は開花の時期が短く、一週間ぐらいしか咲いてないようです。その貴重な瞬間を写真に収める事ができ、本当にホッとしました。
それでは、気を取り直して8月のゆめのつるリポートに宜しくお付き合いください。
2012年8月21日 大豆新品種「ゆめのつる」の第4回目のリポートでございます。
お盆を過ぎると、秋の足音が聞こえてくる例年の北海道ですが、今年は連日30度を超える真夏日が続いており、残暑だけに、まったくどうなってるんざんしょ!!(駄洒落で、すいません…)といった感じではないでしょうか。
この日も、北海道今金町は30度を超える気温で、ほ場(畑のこと)へ行ってみると、ゆめのつるが私の腰上あたりまで元気に育っておりました(写真上)。
8月初旬からお盆までの適度な雨と晴天に恵まれたおかげで、生育が遅れていたゆめのつるが完全に後れを取り戻していました。
しかも…
青々とした葉をよけてみると、ゆめのつるに莢(さや)が付いているではありませんか!?おぉ〜〜〜(写真下)
農業用語では、さやが付くことを「着莢(ちゃっきょう)」といいます。さや数が多そうなので、たくさん収穫ができるのではないかと今からとても楽しみです。
実は、現場にて思わず「枝豆食べてぇ〜」と声を発してしまいました。この写真を見れば、皆さんもそう思いませんか?そんな声を発した私の横から今金職人さんが一言「さやの中の豆は、まだ小さくて食べられないぞぉ〜。お土産渡せられないわぁ〜」取材を忘れた私の邪まな考えが見透かされてしまったような気がしました。残念…(笑)
最近のスーパーマーケットなどでは、「枝つきの枝豆」が販売されています。鮮度・採れたて感を彷彿させる上手な販売手法だと思います。ちょっとした見せ方の工夫って、実はとても大事ではないかと考えさせられました。
これから、大豆として、納豆として販売が予想されるゆめのつるも品質はもちろんのこと、ちょっとした売り方の工夫が必要になってくるのではないかと思います。消費者の皆様に喜ばれる・選んでもらえる大豆創りを目指していきたいと思います。
追伸
「枝つきの枝豆」は、そのまま炭火で炙り焼きをして食べると、豆の甘みが口の中に広がり、とても美味しかったりします。皆様も機会があれば、ぜひ一度お試しになってみてください。