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青年部が福島を視察!

2012/11/13

今金農協青年部副部長・伊藤司さんが、道南地区農協青年部の“福島”視察に参加されました。

日程は11月6日〜8日で、参加者は道南地区青協・JA新はこだて・JA今金町の関係者計6名です。

 

福島県では全袋検査が義務付けられており、スクリーニング検査という検査が行われます。

この検査では、基準値オーバーの有無を迅速に検査でき、厚生労働省の「食品中の放射性セシウムスクリーニング法」に基づいて、検査結果がスクリーニングレベル(基準値100ベクレル/kgを確実に下回ると判定するための値)を超えた場合は、ゲルマニウム半導体検出器で詳細検査を行います。

福島の米にはこのように全袋にバーコードが貼ってあり、検査結果を閲覧することができます。

こいった取り組みにより、消費者に安心・安全なお米を提供できるように努めています。

 

夜にはJA郡山青年連盟と意見交換会をして、郡山市の現状、風評被害による被害やそれに対しての取り組みや今後について、道南青年部としてできる取り組みについて食事を兼ねて熱く意見交換をしていました。

 

さらに、福島原発の20キロ圏内である相馬地区の被災状況を視察してきました。

事故が起きて1年半経過していますが、震災の爪跡が色濃く残されていました。

相馬地区では、現在も圃場には海水がたまっていたり、津波によって運ばれたガレキが残っていたりして、今でも作付ができない現状に大変心苦しい思いを感じました。

 

今回の視察を通じ、一部ではありますが福島県の現状を体感することができ、色々と考えさせられるものとなりました。

北海道では、福島の被災状況やその後の状況は、ニュースなどでしか知ることができませんでしたが、実際に自分の目で見たり話を聞くことができ、ショックを受けながらも貴重な経験ができたと思います。

その上で自分たちにできることを考え、できる限りの協力をし、福島の少しでも早く復興が進むように役立てることを願っています。

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