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“大根”品種比較試験を行っています

2012/09/10

農協では、普及センターさんと協力しながら、様々な栽培試験を行っています。

施肥試験、農薬試験、品種比較試験、などなど…改良が必要な作物の栽培方法について、より良い品物を出荷できるように日々研究しているのです。

特に、タネについては、種苗メーカーさんが新しい品種を次々と出しており、それぞれの品種に一長一短があるので、新しい品種を比較する試験が必要となってきます。

 

今日は、大根の品種比較試験を紹介したいと思います。

↑これは、大根を輪切りにして、黒いリングが入っていないかチェックしているところです。この後、今度は縦に半分に切り、筋の入り方や色合い等の見た目をチェックし、味見もします。これらは、いわゆる「内部品質」をチェックしています。

検査項目は他にも、

長さ、直径、重量、ひげ根の多さ、曲がり具合、虫食いの有無、

など「外観品質」をチェックするものもあります。

↓これは大根の直径を測っているところです。

 

たくさんの検査項目を品種ごとに比較することで、どの品種が栽培しやすいのか、品質はどれが優れているのか、ということがわかります。

ただ、注意したいのは、一回の検査では100%のことは分からないので、どうしても二回・三回と回数をこなさなければ作物の本当の特性というのは見えてこないということです。

こういったことから、検査は継続的に行っており、常により良い物・より良い方法を求めているのです。

 

スーパーに並ぶ野菜たちは、同じように見えるものでも、農家・農業関係者の努力で日々進化を続けているんですネ!

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