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青年部視察研修実施報告

2012/03/14

 JA今金町青年部では、3月7〜9日にかけて千葉県の農事組合法人「和郷園」へ視察を行い、第14回日本農林漁業トップリーダー発表大会へ出席してきました。その様子をご紹介します。

◆3月7日 農事組合法人 和郷園

わずか10年余りで大きく成長を遂げ、今やグループでの年間売上が50億円を超える注目の農系企業です。代表理事の木内博一さんにお会いできなかったのは残念でしたが、普通の一農家からここまでの企業として発展させている現場を実際に目の当たりにして衝撃を受けました。

和郷園、越川営業部長に概要説明を受けている様子

 

 

農事組合法人ですが、多角的に経営を行っていて温泉施設も経営していました。

 

 

冷凍加工工場も運営しています。旬の時期のほうれん草や、加工しづらいヤマトイモを冷凍食品として販売。法人組合員の安定収入と消費者への安定供給に寄与しています。(写真は試食させていただいた時の様子。工場は写真撮影NGだったため撮影していません。)

 

 

東京大学の研究施設として、バイオマス等の研究も和郷園が受託し行っていました。(写真は効率的な堆肥の製造施設や、バイオ消化液肥)

 

 

 

 

 和郷園では、先進的なミニトマト栽培にも取り組んでいました。(野村證券のアグリ部門と連携)

とても甘味が強く、人工透析の技術を応用し、土壌から植物に有益な成分のみを吸収する技術で栽培されているとのこと。

靴を履き替える、収穫する空間と外からの入り口を隔離するなど、衛生管理も徹底されています。

 

カット野菜の工場も運営。消費者や取引先(らでぃっしゅぼーや、スーパー「サミット」等)の細やかなニーズに対応することで信頼を勝ち得ています。

 

◆3月8日 第14回日本農林漁業トップリーダー発表大会

 

第14回目を迎えたトップリーダー発表大会は、総理大臣賞・天皇杯などを受賞した錚々たる農業者が地域の活性化もふまえた自身の経営についての発表を行いました。

 今大会においては、前回(都市近郊農業が主題)までと違い中山間地域における自立発展的な農業のスタイルについてが主題となり、当町農業においても非常に参考になる点が多々ありました。特に長野県の「株式会社永井農場」の『中山間地域における地域と強制した循環型・複合経営の実践』では担い手が「農業をやりたい!!」と本気で思い、実践している姿に大きなインパクトを受けました。


 永井農場代表取締役 永井進氏の言葉

『誇りある農業者になろう』                                                          

 地域と共生し農業の多面的機能を上っ面の言葉だけで発していない、実践しているリーダーの言葉はとても重みがありました。来年度以降も担い手の奮起を促し地域へその情熱をフィードバックするべく研修を継続していきたいと思います。

永井さんの講演の様子は下記で聞くことが出来ます。↓

http://www.nicovideo.jp/watch/sm17238688

 

※視聴には会員登録が必要になります。(無料で登録できます。)

 

 

※最初の約10秒間は無音ですが、その後音が出ます。 

 

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