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新年明けましておめでとうございます

2012/01/06

 あけましておめでとうございます。平成24年の年頭にあたり謹んで新年のご挨拶を申し上げます。組合員の皆様におかれましては輝かしい新春を心新たな気持ちで、希望を持たれてお迎えのこととお慶び申し上げます。 

 昨年の本町農業は、春先には低温・日照不足等による生育の遅れが心配されましたがその後の天候は回復傾向に向かい、台風など大きな被害もなく総体的には平年に近い出来秋となりました。これもひとえに組合員の皆様のたゆまぬ努力の賜と深く敬意を表する次第であります。

 

 「日本国の在り方」を根本から変えてしまうTPP問題は、農業関係者のみならず日本国民に大きな衝撃を与えました。生命産業である農業への大打撃は勿論のこと、医療保険制度や食の安全等が崩壊する恐れのある「米国ルール押しつけ」のISD条項の存在など、TPPへの交渉参加はこの国の形を大きく変貌させてしまう事は確実です。この問題はまさに正念場を迎えていますが、専業的な担い手が夢と希望、意欲を持って持続的に農業生産活動や魅力ある農村生活を営むことが出来るよう、地域の生産力の向上と食料安定供給への更なる貢献を目指して北海道農業の潜在能力をフル発揮するために、JAグループ一丸となって今後更にTPP問題を始めとして、必要な政策の提言と実現を求めていくことが必要です。 

 また、当町の農業を取り巻く情勢は、国際化の進展とともに農政の大転換が行われ、農家戸数の減少・高齢化、農業予算の削減と地方財政の悪化と厳しい情勢にあります。助成金農業からの脱却と経営形態の選択、生産基盤の維持と地域農業の活性化、農畜産物の安全安心への取組など課題は山積しています。

 そうした厳しい状況ではありますが、『農家が自立して経営に夢をもつこと』を実現に向けて、各事業部門別の戦略目標・実行計画に引き続き取組み、強力に推進してまいります。

「組合員のすべき役割」「JAのすべき役割」この二つの役割を理解し実践することができれば、まさに車の両輪となって確実に一歩一歩目標へ向かい、また組合員の皆様の負託に応えることが出来ると堅く信じております。組合員の皆様におかれましては、どうかより一層農協事業に結集していただき、組合員・農協の夢を実現して参りたいと思いますので宜しく御願い申し上げます。

 本年も災害がなく家族が健康で豊穣の出来秋を迎えることができますよう心から御祈念申しあげます。

金町農業協同組合 代表理事組合長 細川信一

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