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ふっくりんこ 田んぼへGO!

2019/06/27

 5月中旬、今金の田んぼは準備万端整えられ、いつもの風のそよぐ中、田植えを待っています。
 令和になって最初の年の田植えがあちらこちらで始まりました!

 今年は天気もよく、いまのところ順調に作業がすすんでいます。昨年が全道的に不作だったので、今年はいい年にしたいとの願いを込めて田植えが始まりました。

 苗は浅すぎず、深すぎず適正な深さに植える。これも職人の技がものをいいます。

 

 

 

上の写真は5月14日の田植えの様子です。

下の写真は6月13日の田んぼの様子です。

 

 

 今回も今金稲作部会の吉本部会長に田植えの後の作業について伺いました。

 吉本部会長は「田植えのあとは、生育ステージに合わせた毎日毎日の管理作業(草刈りや水の調整など)が大事になる。そのなかでも、水の管理が重要でとても気を使う」という。「天気にあわせて水を入れたり抜いたりりする絶妙な加減が大事だ」と教えてくれました。米職人ならではの技・長年の経験が今金米の「高品質・美味しさ」につながっているのでしょう。
 また、「たくさんの人に美味しいといって食べてもらえることを励みに米作りをしている。しかし、毎日毎日の努力の積み重ねも自然には勝てない時がある」という。丹精込めて育てても、台風、日照不足など天気が悪くては今までの努力が水の泡になってしまうことも。それでも、米一筋、おいしいと言ってもらえる米、高品質米を作ることを目標にこれからの3か月間地道な管理作業を続けるという。

 吉本部会長は「ふっくりんこは道南でできたお米なので、今金の気候にあっていると思う。安定して作りやすい品種で、不作になりづらい。」という。食味も高評価をえているので、ふっくりんこを作っているそうです。田植えまでがとても忙しく気が抜けなかったけれども田植えを終えて一息入れることができているようで、少しほっとした笑顔で話してくれました。

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