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今金町発!期待の新品種!! 大豆「ゆめのつる」リポート 2012年11月第7号

2012/11/14

 「ゆめのつる」収穫にて、三つの『安』を想う!!

 前日まで雨が降っていたので、「ゆめのつる」の収穫は大丈夫なのか?かなり不安で心配をしていたのですが、当日は私の願いが通じたのか、秋晴れとなりました。私の普段の行いが良いからだと思われます(笑)

 冗談はさておき、皆様お待ちかねの大豆新品種「ゆめのつる」収穫リポートと相成ります。それでは、はりきって参りましょう!!

 11月5日(月)、大豆新品種「ゆめのつる」の収穫作業が行われました。今金の大地の職人さんが、コンバインに乗って、気持ち良く、みるみるうちにきれいに刈り取りがすすんでいきました。今金町における当たり前の風景かもしれませんが、農作業の効率を上げるための機械化の恩恵だな、と私は感じました。

 今年の大豆、特に「ゆめのつる」に関しては期待通りの成果ではないかと実感しました。「ゆめのつる」の特性である収量が見込めるということもありますが、雪解けが遅く、干ばつに見舞われたことが嘘のようにな豊作となるのではないかと予想されます。

 「ゆめのつる」の豆自体も裂皮が少なく、見た目の外観品質もきれいで、美味しそうな大豆が取れたように感じました。せっかくですので、獲れたての「ゆめのつる」を桧枡に入れて、写真を撮ってみました。枡に入れた「ゆめのつる」は、枡だけに枡々きれいに見えるのではないでしょうか?

駄洒落ですいません…(笑)

 

 半年間ぐらいの期間をかけて「ゆめのつる」の作付けから収穫までリポートしてきましたが、無事に「ゆめのつる」の収穫に立ち会えたことは素直に喜ばしいことだなと感じました。しかし、今金の大地の職人さんの高い農業技術があったとしても、農業とは天候次第なところがあるので、リスクを管理しながら進めなければなりません 。農業は慈善事業ではできないので、儲かる仕組みをきっちり作り、作物の量を上げて行く必要があります。

 試験的な作付けであった「ゆめのつる」も、来年以降は栽培面積を広げていくことになるでしょう。安全・安心な農産物を安定的に買える事と作り手の農家さんの暮らしが安定する事は、表裏一体なのではないかと考えています。政治的には、TPP問題などで不安定な要素がございますが、安心・安全だけではない、『安心・安全・安定』という三つの『安』が重要になり、消費者と生産者が一緒になって考えていくことが必要ではないかと個人的には思います。

 

 最後に、今金町の大地の職人さんの所へ、月一回のリポートをさせていただきましたが、もしかして大地の職人さんには月一回の休みがあったのかな…と思います。忙しい中、「取材という名目でお邪魔させてもらったのではなく、邪魔しただけだったかもしれない…」と深く反省すると共に、貴重な時間を作っていただいたことに、心より感謝申し上げる次第でございます。

 本当に有難うございました。   

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