特番ぴりか物語ぴりか物語

2012年 ぴりか物語 10月”今金男しゃく 旅立ちのとき”

2012/10/15

 今までになく長い夏が終わり、透き通った空気の中、鳥のさえずりが心なしか冷たく響いています。秋が今金の里に訪れていました。
 
あちらこちらで、土けむりの中ハーベスター、トラクター、トラックなどそれぞれの作物を収穫する音が響き、作業をする職人たちには、みなぎる力と活気が溢れていました。一年間、気温・雨・風など自然とうまくつきあいつつも、雨に神経をすり減らし、晴れが続きすぎて干ばつに悩みながらも、今年もようやく最終到達地点にたどりついたのです。今年の男しゃくは粒もそろって申し分ない今金男しゃくとなりました。
 
 
選果場へ収穫した男しゃくたちが運ばれてきました。最後まで気をゆるしてはいけません。選果場ではよりよい品質の男しゃくを出荷するため、人の目での検査からはじまり、空洞があるかないか、自動的にサイズの振り分けなど機械を使っての検査選別をし、そこからまた、さらに鋭い人の目を使っての厳しいチェックをする大事な場所です。ここで、粒がそろった品質も申し分ない今金男しゃくが箱に詰められていきます。

どうしても機械だけでは足りない部分を補うのが、選果職人の熟練した厳しい目。作り育てる職人と、その品質をチェックする職人が、お互いに力を合わせることによって、今も“今金男しゃくブランド”を守っています。
今年も今金男しゃくたちが、「やっぱり、今金男しゃくだ。おいしい!!」という言葉を聞くために、全国に旅立っています。              24年産今金男しゃくご注文はこちらから

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