ぴりか物語
2012年 ぴりか物語 9月”ほっこり新じゃが 稔りの秋”
2012/09/19
9月、今金の里に秋がきていました。鳥のさえずりをバックに、あちらこちらでトンボがふわふわと舞いを披露しています。
つい2ヶ月前には男しゃくのお花でいっぱいの今金でしたが、今、収穫を前にした畑の下から男しゃくたちの囁きが聞こえています。「今年の私たちの出来映えを見て!」と。こんもり盛られた土からは今金男しゃくたちのパワーが伝わってきています。でも、男しゃくたちの囁きにのって、あせって掘ってはだめです。澱粉が少なくてホクホクの芋にならないのです。掘るタイミングを見極める、それが今金男しゃく職人の技なのです。
とうとう、その時がきました。手塩にかけて育てた男しゃくが最高の男しゃくになるようにと、傷をつけないように細心の注意をはらい、緊張の中、丁寧に作業を進めます。土から現れた芋は、半年間今金の風に鍛えられて、まるまるとした“これぞ今金男しゃく”という自信にあふれた顔をしていました。これ
を見た男しゃく職人もまた、今年の男しゃくに負けない力強さに輝いていました。
を見た男しゃく職人もまた、今年の男しゃくに負けない力強さに輝いていました。
●今金では、ハーベスターでの収穫のどの時点で芋に衝撃が加わって傷がつきやすいか、ショックボール(芋のように丸いボールで半分紫色になったボール)を使ってデータをとり、堀り方の指導をしています。
●一番下の写真の様子は、収穫のそれぞれの時点での芋の流れから芋が受ける衝撃をデータにとって、その場で解析し、芋の衝撃を最低限になるようにハーベスターの速度を調節するなど堀り方の指導をしています。 |