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今金町発!期待の新品種!! 大豆「ゆめのつる」リポート 2012年6月第2号

2012/06/30

 北海道は連日、夏日となっておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は汗っかきの体質か、早くも扇子が手放せない状況となっております。自宅や職場や車の中と、私なりの節電対策として、今年の夏本番は愛用の扇子が大活躍する予感がします。それでは、元気!今金!!はりきってまいりましょう!!

 2012年6月27日 約1か月ぶりの大豆新品種「ゆめのつる」の第2回目のリポートとなりました。

 

その日も気温は25度を超える夏日で、写真を見ていただければわかるように雲ひとつない綺麗な空でした。そして、前回は種まきで何もなかった畑に、今回はなんとご覧の通り、大豆「ゆめのつる」が立派に発芽しておりました。私は、「順調にすくすくと育っているんだなぁ〜」と思わずうれしくなってしまいました。
しかし、今金町の大地の職人さんに聴いたところ「実は万事快調とは言えない」ということでした。
えっ!?ガガ〜ン…。
先月の5月4日以来、雨らしい雨が降っておらず、じりばかりで干ばつに見舞われているそうです。こんな気持ち良い天気とは裏腹に、水不足でゆめのつるの生育が遅れているが現状だそうです。
ところで、何気なく出てきた「じり」という言葉、皆さんはご存じでしたか?海霧と書いて「じり」と読みます。北海道に発生する濃い霧(今金の地元の人は、霧よりも粒が大きい感じと言ってました)の事で、夏の季語になるそうです。てっきり私は、道東方面の方言だろうと思っていましたが、実は日本の夏の季語だったという新事実を知りました。なんだか賢くなったような気分です。
賢くなったついでに、季語と言えば世界で一番短い詩といわれる俳句を思いつきました。
『今金に 海霧(じり)はいらぬぞ 雨降らせ』
そのまんまですね・・・(笑)
 
天気が良く、適度に雨が降るのがベストですが、なかなかうまい具合にはいかず、いつも天気予報を細かくチェックし、長年の経験と読みで適切な処置を施している今金町の大地の職人さん。まさにプロならではの匠の技で、私達の食卓まで美味しい農産物を届けてくれてるのです!!
農業は天候にもっとも左右されやすい仕事だ、ということをあらためて認識させられた一日になりました。

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