今金発!ニュース
“今金男しやく”共選が始まりました
2012/09/14
本日、秋馬鈴薯の選別が始まりました!
早出しの“今金男しやく”は農家それぞれが丁寧に選別するという、いわゆる「個選」ですが、これからの時期は共同で選別を行う、「共選(共同選別)」となります。
男爵イモは、40名程度の従業員による形状など外観品質(見た目)の選別と、機械による磨き作業や内部品質(空洞の有無等)・形状の選別により、美味しいことはもちろん見た目も美しい“今金男しやく”となることができるのです。
<選別の工程を紹介したいと思います>
1.大きな鉄コンテナに収まっているイモを受入口に投入します。
2.ここでまず荒く手選別を行います。熟練のパートさん達です!
3.イモの磨き機で肌に付いた土を落としていきます。
4.更に細かく手選別を行います。大人数で行っているので、見逃しはありません!
5.光センサーによって中に空洞が無いかどうか検査します。内部空洞が有ればここで選別されます。
6.形状による選別を行います。規格ごとに決められた大きさがあるので、一つ一つ計測を行って、指定のレーンへ移動させます。
7.箱詰めの工程です。が!ここでもパートさんの鋭い目が光ります!
人による選別は3回行っており、規格ごとの決められた製品へと確実に仕上げています。
8.最後に箱をパレットに並べ、出荷準備完了です。ロボットアーム大活躍です。
↓↓この画像にあるのが記念すべき製品第一号です!
あま〜い ♪ ホックホクッ ♫ まんまる◎ ぴかぴか☆ 自慢の“今金男しやく”が出来上がりました!!
皆さんのお口に入るのが楽しみです!
さて、日本一の“今金男しやく”が選別される工程を紹介しましたが、これだけ多くの工程を行う倉庫内はまるでジャングルのようになっており、危険な箇所もあります。
そこで、今年の選別作業が始まる前に、作業安全の指導を行っています。
一人一人が選別作業には欠かせない大事な手ですので、今年も無事に選別作業が終えられるように努めたいものです。
_(._.)_安全祈願!!
いよいよ米の初出荷です!
2012/09/13
本日、「今金町玄米バラ集出荷調整施設(通称:玄米センター)」において、米の初出荷が行われました!
出荷第一号は、品種「ゆめぴりか」、重量は7トンとなっています。
これを記念して式典が挙行され、今金町長やJA今金町代表理事組合長など、多くの方々がご臨席されました。
出荷を行ったのは、写真中央に居る2人で、村上忠弘さん(左側)、吉本辰也さん(右側)です。
※吉本辰也さんは、9月7日の記事「米の収穫が始まりました!」でも登場しています。
2人とも、ここ最近の曇天・雨天で米の収穫作業は順調とはなっていないとのことでしたが、初出荷の喜びを噛みしめているようでした。
さて、↓下の画像はフレコン(袋)から、ホッパー(荷受け口)に米を移している作業風景です。
既にご存知の方も居るかも知れませんが、ホッパーに安全フレームが新設されました!
これは、フレコンを吊るす紐が切れた場合に、作業員が下に巻き込まれる事故を防止するためのものです。
フレコンの巻き込みは死亡事故も起きていますので、安全対策はとても重要なものです。
安全フレームがあることで作業スピードが遅くなる場合も考えられ、農家の皆さんにはご迷惑をかけることもあるかと思いますが、設置の意義をご理解いただきたいと思っています。
また、出荷が始まり、施設の本格稼働を前に、施設の従業員に対して安全指導を行いました。
事故が起こってからでは遅い!
ということで、作業の一つ一つにどんな危険があるのかを認識し、注意をもって作業安全に努めることを指導しています。
農家の皆さんも、危険性がどこにあるのかを考え、農作業安全に努めましょう!
期待の新品種 登場♪
2012/09/12
今日は「ゆめのつる」・「中育63号」の新品種を対象とした現地研修会が開催されました。
現地には農協職員はもちろんのこと、組合員・普及センター・役場・北桧山と若松の農協の職員まで多くの人が現地を視察しました。
新品種について少しご紹介します。
「ゆめのつる」は、裂皮が少ないため外観品質が良く、また大豆シストセンチュウに抵抗性があります。
「中育63号」は、「いわいくろ」より多収となり、黒豆で初めてのシストセンチュウ抵抗性品種となっております。
来年以降この品種になるときがくるかも!?
とてもおいしそうな枝豆ですね (。・ρ・)ジュル
さっぽろオータムフェストに出店します!
2012/09/11
さっぽろオータムフェスト2012 に今金町が出展します!
あわせて、JA今金町も一緒に参加します!!!
出店の日程は↓以下↓の通り
[ 期 間 ] 平成24年9月21日(金)〜9月24日(日)
[ 時 間 ] 午前10:00〜午後6:00
[ 場 所 ] 札幌市大通公園8丁目会場
[ 販売品 ]
◆JA今金町(21〜24日)⇒ 軟白長ネギ、ミニトマト、今金男しやく、原木しいたけ、漬物
◆小川食品(23〜24日)⇒ つるの子豆腐、油揚げ、親子豆腐、おから、黒豆豆乳、etc
◆うまいベイこだわり工房(21〜24日)⇒ 無添加手作りみそ、紫蘇ジュース
◆ワークショップいまかね(21〜22日)⇒ 原木しいたけ、原木干ししいたけ
◆小西豆腐店(21〜23日)⇒ 今金こまち豆腐、今金こまち寄せ豆腐、油揚げ、etc
今金町の美味しいモノがたくさん出展されます!
知人・友人などお誘い合わせの上、是非来てくださいネ!!
※ 軟白長ネギ ※
※ ミニトマト ※
※ 原木しいたけ ※
“大根”品種比較試験を行っています
2012/09/10
農協では、普及センターさんと協力しながら、様々な栽培試験を行っています。
施肥試験、農薬試験、品種比較試験、などなど…改良が必要な作物の栽培方法について、より良い品物を出荷できるように日々研究しているのです。
特に、タネについては、種苗メーカーさんが新しい品種を次々と出しており、それぞれの品種に一長一短があるので、新しい品種を比較する試験が必要となってきます。
今日は、大根の品種比較試験を紹介したいと思います。
↑これは、大根を輪切りにして、黒いリングが入っていないかチェックしているところです。この後、今度は縦に半分に切り、筋の入り方や色合い等の見た目をチェックし、味見もします。これらは、いわゆる「内部品質」をチェックしています。
検査項目は他にも、
長さ、直径、重量、ひげ根の多さ、曲がり具合、虫食いの有無、
など「外観品質」をチェックするものもあります。
↓これは大根の直径を測っているところです。
たくさんの検査項目を品種ごとに比較することで、どの品種が栽培しやすいのか、品質はどれが優れているのか、ということがわかります。
ただ、注意したいのは、一回の検査では100%のことは分からないので、どうしても二回・三回と回数をこなさなければ作物の本当の特性というのは見えてこないということです。
こういったことから、検査は継続的に行っており、常により良い物・より良い方法を求めているのです。
スーパーに並ぶ野菜たちは、同じように見えるものでも、農家・農業関係者の努力で日々進化を続けているんですネ!